リアルディール 達晃(REALDEAL GYM)インタビュー
2011年6月7日(火) 福岡・リアルディールジム福岡・西新
インタビュー&写真:池田博紀
今回リアルディール60kg級のエースである達晃選手をインタビュー行うにあたり、トレーニングを公開して貰ったが、対人練習にて攻撃的スタイルで攻めながらも、相手の攻撃を捌くデフェンス能力、パンチのコンビネーションに織り交ぜるタイミングの良い左ボディブローなど、オフェンス、デフェンス、テクニックのトータルバランスが優れている動きを魅せてくれた。世代交代と言われたBATTLE EVENT REALDEAL 16からの60kg級エースと言われるようになった試合についてからインタビューを行った。
 
池田:達晃選手はBATTLE EVENT REALDEAL 16で60kg級トーナメントを優勝してから、リアルディール60kg級エースと言われるようになりましたね。あのトーナメントではダルビッシュ選手はガンガン攻めてくるファイターですし、KAWASAKI選手はトンコツファイトと言われるエンドレスのパンチのラッシュで攻めてきましたが、どの試合も右ハイキックで勝利を収めましたが、やはり、KAWASAKI選手の攻めは厳しかったでしょうか?
達晃:(KAWASAKI選手の)あの攻めは本当にしんどかったです。
池田:でも、あの試合では達晃選手はデフェンスを駆使して、パンチをガードしながらも、流れを完全に譲らず、タイミングの良い右ストレートを返していましたね。
先ほどのスパーリングを拝見していましたが、左ボディブローのタイミングが抜群でした。パンチには、やはり自信をお持ちでしょうか?
達晃:いえ、全然自信はないです。
池田:でも、実際に試合ではパンチのコンビネーションがダウンの決め手になっていますし、一番の持ち味は右ハイキックですね。あのハイキックはタイミングが変則なので、対戦相手からは見えてない蹴りですね。あの蹴り技は自身で研究して工夫してから編み出されたのですか?
達晃:元々、空手をやっていたので、空手の軌道で蹴っていますね。接近戦でも当たれる様に意識して蹴っています。
池田:達晃選手の右ハイキックは回り込む様な軌道で対戦相手からは見えてない蹴りですね。その後の試合でBATTLE EVENT REALDEAL 18で長堂“RIOT”雄司選手と対戦しましたが、BATTLE EVENT REALDEALの一番面白いところは、リアルディールなど地元の選手が外敵を迎え打って戦う事だと思います。
あの試合では1Rでは達晃選手がパンチ主体のスタイルで戦い、RIOT選手にパンチでダウンを奪われましたが、2R以降は、いつもの多彩なコンビネーションで攻めましたね。特に3Rの攻めは、あと一歩でスタンディングダウンを取れるかと思いましたが、RIOT選手もタフで耐えきりましたが、あの試合で思うところはありますか?
達晃:サウスポーが(公式戦では)初めてでしたので、様子見をしてしまいました。
池田:公式戦でサウスポーが初めてだったのですか?サウスポーだと普段と逆なので、やり辛さがあったでしょう。
達晃:1Rでダウンを取られてしまったので、「もう攻めるしかない」と思い、距離を詰めて打ち合ったらサウスポーとか関係のない距離で打ち合いました。でも、パンチが軽くて駄目でした。
池田:RIOT選手が打たれ強いのもありましたよ。普通は3Rのあそこまでパンチを浴びたら普通はダウンですが、RIOT選手は耐えきりましたからね。
前回の試合であるBATTLE EVENT REALDEAL 20では桑野選手と対戦しましたね。同門であり、達晃選手が60kg級トーナメント優勝など、実績で上ですし譲れない物があったと思います。あの試合での心境はどうだったでしょうか?
達晃:僕は全然、(桑野選手と比べて)自分の方が上だとか全く思ってなかったです。でも周りからは「勝って当然だろう」みたいに思われていて、落とせない一戦でした。
池田:しかし、あの試合での桑野選手の仕上がりは良かったですね。1Rは達晃選手が左ボディブロー、左膝蹴りをボディに何発も入れたのに、桑野選手は全く下がる気配がなかったですね。逆に2R以降は達晃選手も桑野選手と真っ向勝負で打ち合いをしましたね。あの時は真正面から打ち合いを選んだのでしょうか?
達晃:1Rの序盤でパンチを貰ってしまって、左目が二重に視えている状態だったので、距離を取ることが出来なかったですね。「打ち合うしかない!」と思いましたね。殴れば当たる距離でしか戦う事が出来なかったです。
池田:なるほど、目を負傷されていたのですね。でも、結果的に、あの試合は盛り上がった試合となりましたね。まさに気力と気力のぶつかり合った試合でしたね。
達晃選手は次に目指すのはRISEのランキング入り、そしてRISEのベルトでしょうか?
達晃:RISEのベルトは欲しいですね。そして強い選手と試合したいです。
池田:4月29日のBATTLE EVENT REALDEAL 21では花田選手がライト級(63kg級)からスーパーフェザー級(60kg級)に階級を一つ下げて、ランキング査定試合がありましたね。花田選手は勝利し、現在RISEスーパーフェザー級4位にランクインしています。達晃選手としては意識するところはありますか?
達晃:花田さんとは一緒によく練習してますし、花田さんから悪いこところを指摘して貰ってます。出来れば裕樹さんや龍二さんみたいに、一緒に(リアルディールを)盛り上げたいと思ってます。
池田:達晃選手の練習を見ていましたが、パンチのコンビネーションでフック、アッパーなど多彩ですね。パンチの技術に関しては重点的に練習をされているのでしょうか?
達晃:今は足を痛めているので、今日はパンチを多めに練習しましたが、普段は全体的にバランス良く練習を心がけてます。今はパンチの手数は多いと言われるけど、威力が無いって言われるので。
池田:その代わりに、コンビネーションのスピードは優れていると思いますが、でも実際にRISEのトップクラスはボクシング技術に優れて、かつ破壊力のあるパンチ力を持った選手が揃っていますね。今後の課題はパンチ力をつけることでしょうか?
達晃:そうですね。パンチ力があるコンビネーションを打つことですね。
池田:達晃選手の一番の持ち味はパンチのコンビネーションにテンカオ、ローキックに変則的な右ハイキックですが、単純に攻撃力だけで達晃選手より上の選手はいると思いますが、達晃選手にはプラスしてデフェンス能力があるので、全体的にバランスに優れた選手だと思っています。
次戦の予定は決まっているでしょうか?
達晃:7月24日のBATTLE EVENT REALDEAL23に出場予定です。
池田:会場はZepp Fukuokaですね。リアルディールは現在、バトルステージ福岡に常設会場を設けて、6月26日のBATTLE EVENT REALDEAL22では若手のホープメインでカード組んで選手育成に力を入れていますが、7月のZepp Fukuokaの会場となると実力ある選手が多く出場するでしょうね。達晃選手としてはメインかセミファイナルで実力、実績のある選手と対戦したいところですか?
達晃:メインとかセミとか試合順は全く意識してないですが、良い試合をして、そして強い選手と戦いたいそれだけです。
 
達晃(REALDEAL GYM)
多彩なコンビネーションを持ち味に2010年4月25日BATTLE EVENT REALDEAL 16で行われた60kg級トーナメント優勝。その後は60kg級のエースとしてBATTLE EVENT REALDEALのメインイベンターとしてリングで活躍。
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